~クーリーフとは ~
これまで変形性膝関節症の治療は投薬・リハビリ・装具治療「保存治療」と人工関節や骨切り術といった「手術治療」がありました。
詳細は変形性膝関節症のページを参照ください。
クーリーフは膝の痛みを司る神経をラジオ波で焼灼することで痛みを抑える治療であり、「保存治療」よりは直接的に痛みを抑え、「手術治療」よりは侵襲が小さい、「保存治療」と「手術治療」の間の治療です。2024年4月からは保険適用となり、徐々に普及してきている新しい治療です。
治療後6ヶ月で74%、12ヶ月後には65%の患者が疼痛が50%以上軽減を認めます。

~クーリーフのメリット~
局所麻酔で行い、侵襲が少ないです。そのため、ご高齢であったり、合併症などがあったりして全身麻酔手術がためらわれる方にも行えます。また、処置直後から歩行可能であり、仕事などの理由で時間が取れない方でも行えます。
~クーリーフのデメリット~
約7割の方に鎮痛効果を認めますが、変形自体が残るため効果が限定的な方もいらっしゃいます。合併症としては刺入部の感染症や皮膚障害が約1%と言われています。
~治療の流れ ~~
①外来で神経にブロック注射を行い、神経を焼灼することで痛みが改善するかどうかを確認します。上外側膝神経、上内側膝神経、下内側膝神経の3か所に行います。ブロック注射で痛みが改善しない場合はクーリーフ治療を行っても痛みの改善の見込みが低いためクーリーフ治療はおすすめできません。
②麻酔(局所麻酔、腰椎麻酔、全身麻酔をお選びいただけまます)をかけて痛みを取ります。超音波エコーで神経を確認してラジオ波で神経の焼灼を行います。
③1~2週後に症状の外来フォローを行います。
~費用について ~
保険適応のある治療です。(片膝 保険点数15000点)入院の有無、保険や年齢によってご負担額は異なります。